外壁塗装の下塗りは、仕上がりを左右する大切な工程です

外壁塗装の「下塗り」と聞いても、詳しくわかる方は少ないと思います。

外壁塗装というと、最後に見える色を塗る作業を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、塗装工事では、見える部分だけでなく、見えなくなる部分の工程もとても大切です。

そのひとつが、下塗りです。

下塗りは、外壁材と仕上げの塗料をつなぐための大切な工程です。

この工程が不十分だと、どれだけ良い塗料を使っても、塗料がしっかり密着しにくくなったり、仕上がりや持ちに影響したりすることがあります。

外壁塗装を長持ちさせるためには、下塗りをきちんと行うことが欠かせません。

下塗りはいつ行う工程なのか

下塗りは、高圧洗浄やシーリング工事、必要な補修を行ったあとに施工します。

外壁塗装では、一般的に、

高圧洗浄。
下地補修。
シーリング工事。
下塗り。
中塗り。
上塗り。

という流れで工事を進めます。

高圧洗浄で汚れや古い塗膜の粉を落とし、シーリングやひび割れなど必要な補修を行ったうえで、外壁の状態に合った下塗り材を選びます。

つまり下塗りは、ただ最初に塗る塗料ではありません。

外壁の状態を整え、中塗り・上塗りにつなげるための土台になる工程です。

下塗り前にも大切な工程が存在します。以前の記事が参考になると思いますので気になる方はぜひご参照ください。

高圧洗浄について詳しくはこちら
→『京都市伏見区・桃山で外壁塗装|高圧洗浄はなぜ必要?

シーリング工事について詳しくはこちら
→『シーリング工事とは?外壁塗装で大切な目地補修について

下塗りの役割1|外壁材と塗料の密着を高める

下塗りの大きな役割のひとつは、外壁材と中塗り・上塗り塗料の密着を高めることです。

外壁材にそのまま仕上げ用の塗料を塗っても、下地の状態によっては十分に密着しにくいことがあります。

そのため、下塗り材を使って、外壁材と上に塗る塗料がしっかりつながるようにします。

塗料の密着が弱いと、あとから塗膜の浮きや剥がれにつながる可能性があります。

外壁塗装は、見た目をきれいにするだけでなく、住まいを守るための工事です。

だからこそ、仕上げの塗料を塗る前に、密着しやすい状態をつくることが大切です。

下塗りの役割2|塗料の吸い込みを抑える

下塗りには、外壁材が中塗り・上塗り塗料を吸い込みすぎるのを抑える役割もあります。

外壁の状態によっては、塗料を塗ったときに下地へ吸い込まれやすくなることがあります。

吸い込みが大きいまま塗装すると、仕上がりにムラが出たり、本来必要な塗膜の厚みを確保しにくくなったりすることがあります。

下塗りを行うことで、外壁材の吸い込みを整え、次に塗る塗料が均一にのりやすい状態をつくります。

仕上がりをきれいに見せるためにも、下塗りは大切な工程です。

下塗りの役割3|下地の状態を整える

下塗りは、外壁の下地を整える役割もあります。

外壁は、年数が経つと少しずつ傷んでいきます。

色あせ。
チョーキング。
細かなひび割れ。
塗膜の劣化。
表面の吸い込み。

こうした状態を確認したうえで、外壁に合った下塗り材を使うことが大切です。

下塗り材には、外壁材に浸透して下地を固めるもの、細かな凹凸を整えるもの、金属部分に使うさび止め系のものなどがあります。

どの下塗り材を使うかは、外壁材や劣化状況によって変わります。

下塗り材は外壁の状態に合わせて選びます

下塗り材には、シーラー、プライマー、フィラーなどの種類があります。

シーラーは、外壁材への吸い込みを抑えたり、上塗り塗料との密着を高めたりするために使われます。

プライマーは、塗料が密着しにくい下地や金属部分などに使われることがあります。

フィラーは、モルタル外壁などの細かな凹凸や小さなひび割れを整える目的で使われることがあります。

ただし、どれを使うかは名称だけで決めるものではありません。

外壁材の種類。
劣化の状態。
既存塗膜の状態。
ひび割れの有無。
使用する上塗り塗料との相性。

こうした点を確認したうえで、下塗り材を選ぶことが大切です。

乾燥時間を守ることも大切です

下塗りは、塗ったらすぐに次の工程へ進めるわけではありません。

下塗り材には、それぞれ必要な乾燥時間があります。

乾燥時間は、使用する塗料の種類、気温、湿度、日当たり、風通しなどによって変わります。

乾燥が不十分なまま中塗りや上塗りを行うと、塗膜の不具合につながる可能性があります。

反対に、必要以上に時間を空けすぎると、製品によっては施工条件に合わなくなる場合もあります。

そのため、下塗りでは、塗料ごとの仕様を確認し、現場の状況に合わせて適切な乾燥時間を守ることが大切です。

外壁塗装は、ただ順番に塗っていけばよい工事ではありません。

それぞれの工程で、適切な判断が必要になります。

下塗りは、外壁塗装を長持ちさせるための土台です

下塗りは、仕上がると見えなくなる工程です。

しかし、外壁塗装の仕上がりや持ちを考えるうえで、とても大切な工程です。

外壁材と塗料の密着を高めること。
塗料の吸い込みを抑えること。
下地の状態を整えること。
中塗り・上塗りがきちんと機能する土台をつくること。

これらが、下塗りの大切な役割です。

外壁塗装で悩んでいる場合は、見積もり金額や上塗り塗料の種類だけでなく、どのような下塗り材を使うのか、なぜその下塗り材を選ぶのかも確認しておくと安心です。

外壁塗装は、最後に見える色だけで決まるものではありません。

見えなくなる下塗りの工程を丁寧に行うことが、住まいを長持ちさせるための大切な土台になります。

桃山の外壁塗装は、地域の街並みも考えて

京都市伏見区の桃山周辺で外壁塗装を行う場合は、外壁の状態だけでなく、地域の街並みや景観との調和も考えておきたいところです。

京都市では、地域によって建物の外観や色彩に関する基準「景観条例」が定められています。

外壁や屋根の色を選ぶ際にも、住まいの好みだけでなく、周辺環境に合っているかを確認することが大切です。

外壁塗装は、ただ好きな色を選んで塗るだけの工事ではありません。

シーリングや下地の状態を確認すること。
住まいに必要な補修を考えること。
地域の街並みに合う色を選ぶこと。

そうしたことを含めて、住まいの外装を考えることが大切です。

京都市伏見区・桃山周辺で外壁塗装やシーリング工事をお考えの方は、輝塗装へご相談ください。

住まいの状態を見ながら、必要な工事を一緒に考えます。

この記事を書いた人

輝塗装 代表:星田 吉輝

塗装一筋で仕事を続けてきました。
気が付けば、20年以上が経過しています。

塗装工事は、とても奥が深い仕事です。
選ぶ材料や工事の方法を間違えると、本来長持ちするはずの外壁塗装も、十分な効果を発揮できないことがあります。

長持ちさせるための外壁塗装なのに、長持ちしない住まいになってしまう。
そのような工事を広めてはいけない。
それは、お客様のためにならない。
そう考え、輝塗装では外壁塗装工事に力を入れています。

保有資格:
一級塗装技能士
有機溶剤作業主任者