シーリング工事ってなんだろう？
外壁塗装を行うときに、見積書の中にある工事項目に「シーリング工事」というものがあります。
建築業のことを多少でも知っている方々なら「ああ、あれね」となる工事なのですが、ほとんどの方はなんのことかわからないと思います。今回はシーリング工事について少し紹介いたします。
シーリング工事｜コーキングとも言います
外壁塗装をする前に行う工事です。
外壁材の目地(つなぎ目)やサッシ(窓まわり)をシーリングという樹脂製の材料で隙間を埋める作業をします。
コーキング工事という言い方をすることもあります。
また、モルタルの外壁のひび割れ（クラック)を補修する際にもこの工事が行われます。
シーリング材は約10年で劣化します。
劣化するとひび割れや亀裂・破裂してしまい、外壁材の色褪せや雨漏れなどの原因になります。
また、雨水が外壁材内部に侵入してしまうと腐食やカビ・シロアリの原因になることも・・・。
シーリング工事の種類
シーリング(コーキング)工事には２種類あります。
一つ目は【打ち替え】です。 ※こちらがオススメです！
既存のコーキング材をすべて除去し、外壁の目地(つなぎ目)やサッシ(窓まわり)を新しいコーキング材で隙間を埋めて防水性や柔軟性を確保します。
二つ目は【増し打ち】です。
既存のコーキング材の上に新しいコーキング材で隙間を埋めます。
充填深さがないためコーキングの厚さも薄く、打ち替えに比べて耐久性が落ちます。
根本的な解決にはならないので、効果が持続しない可能性があります。
外壁塗装を行う場合には、シーリング工事はぜひいっしょにされることをオススメします。
