
モルタル外壁とは、築古戸建てでよく見られる外壁です
桃山地域で築年数の経った戸建てにお住まいの方から、外壁のひび割れについてご相談をいただくことがあります。
親から受け継いだ家。
中古で購入した戸建て。
長く住み続けている築古住宅。
こうした住まいでは、モルタル外壁が使われていることが多くあります。
モルタル外壁とは、砂、セメント、水などを練り混ぜた材料を、外壁の下地に塗って仕上げる外壁です。
国土交通省国土技術政策総合研究所の資料でも、
モルタルは「砂、セメント、水などを練り混ぜた湿式の材料」と説明され、モルタル外壁は、防水紙やラスと呼ばれる金網などを下地にして、モルタルをコテで塗り込む外壁とされています。
今の新築住宅ではサイディング外壁も多く使われていますが、築年数のある戸建てでは、今でもモルタル外壁を見かけることがあります。
モルタル外壁は、職人が現場で仕上げるため、継ぎ目の少ない外観をつくりやすい外壁です。
耐火性にも優れていて、ご近所で火事が発生した場合でも延焼のリスクを抑えられます。
一方で、年数が経つと、ひび割れや塗膜の劣化が目立ってくることがあります。
そのため、築古戸建てで外壁塗装を考える場合は、まず今の外壁がどのような状態なのかを確認することが大切です。
こんにちは、桃山で外壁塗装を手掛ける「輝塗装」の星田です。
いきなり難しい説明からスタートしました。簡単に書くと、今回はモルタル外壁の家にお住まいのみなさまにポイントをお届けします。
モルタル外壁のひび割れはなぜ起きるのか

モルタル外壁の代表的な症状のひとつが、ひび割れです。
外壁に細い線のようなひびが入っている。
窓の角から斜めにひびが伸びている。
外壁の一部に大きな割れがある。
塗装面に細かなひびが見える。
こういった症状を見つけると、
「雨漏りするのではないか」
「すぐに塗装しないといけないのではないか」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
モルタル外壁のひび割れには、さまざまな原因があります。
モルタルの乾燥収縮。
施工時の乾燥状態。
経年劣化による塗膜の傷み。
地震や強風による建物の揺れ。
大型車両の通行などによる振動。
窓まわりなど、建物が動きやすい部分の負荷。
ひび割れの原因をひとつに決めつけることはできないのです。
築古住宅の場合は、これまでのメンテナンス状況や、外壁のつくり、下地の状態も含めて確認する必要があります。
小さなひび割れでも、築古住宅では状態確認が大切です

モルタル外壁にひび割れがあるからといって、すぐに大きな問題が起きているとは限りません。
小さなひび割れだけであれば、必要以上に心配しなくてもよいケースもあります。
ただし、築古の戸建てでは、話が少し変わります。
築年数が経っている家では、外壁表面だけでなく、防水紙、下地、木部、過去の補修跡なども関係してきます。
特に、長い間メンテナンスをしていない場合は、ひび割れから雨水が入り、内部で乾きにくい状態になっていることもあります。
注意したいのは、次のような状態です。
ひび割れの幅が広い。
ひび割れが深く見える。
窓まわりからひびが伸びている。
その他、
塗膜が浮いている、剥がれている。
雨のあとに室内で雨染みが出る。
以前からひび割れが少しずつ広がっている。
このような場合は、外壁塗装だけで考えるのではなく、補修が必要かどうかを確認した方が安心です。
モルタル外壁の塗装では下地処理が大切です
モルタル外壁の塗り替えでは、いきなり塗料を塗るわけではありません。
まず、高圧洗浄で汚れや古い塗膜の粉を落とします。
そのうえで、ひび割れの補修、浮きや剥がれの確認、下地の状態確認を行います。
モルタル外壁は、表面の塗膜が劣化すると、防水性が落ち、外壁が水分の影響を受けやすくなります。
その状態のまま塗装しても、下地が整っていなければ、仕上がりや塗膜の持ちに影響することがあります。
外壁塗装は、色を塗ってきれいにするだけの工事ではありません。
特にモルタル外壁では、
ひび割れをどう補修するか。
下地が傷んでいないか。
塗膜がどれくらい劣化しているか。
どの下塗り材を使うか。
どの塗料が外壁の状態に合うか。
こうした判断が大切になります。
弾性塗料や微弾性フィラーでひび割れに備える考え方
モルタル外壁の塗り替えでは、弾性塗料や微弾性フィラーが使われることがあります。
弾性塗料とは、簡単に言うと伸縮性のある塗料のことです。
モルタル外壁は、細かなひび割れが出やすい外壁です。
そのため、下地の状態によっては、ひび割れに追従しやすい塗り材を使うことが有効な場合があります。
たとえば、下塗りに微弾性フィラーを使い、その上にシリコン系、ラジカル制御型、フッ素系などの上塗り塗料を重ねる方法があります。
微弾性フィラーには、細かなひび割れを覆い、下地を整える役割があります。
ただし、どの塗料が最適かは、外壁の状態によって変わります。
ひび割れの幅。
下地の傷み具合。
過去の塗装歴。
外壁の吸い込み。
水分の入り方。
日当たりや風通し。
こうした点を確認せずに、「モルタル外壁だから必ずこの塗料」と決めるのはおすすめしません。
弾性塗料や微弾性フィラーは、モルタル外壁と相性がよい場合がありますが、やはり外壁の状態を見て判断することが大切です。
親から受け継いだ家や中古住宅では、外壁の履歴も確認しましょう

親から受け継いだ家や、中古で購入した築古戸建てでは、外壁の過去の履歴が分からないことがあります。
前回いつ塗装したのか。
どの塗料を使ったのか。
過去にひび割れ補修をしているのか。
雨漏りや外壁の浮きがあったのか。
一度も大きな外壁メンテナンスをしていないのか。
こうしたことが分からないまま住み始めると、外壁の状態を判断しにくくなります。
特に、築年数のあるモルタル外壁では、見た目だけでは分からない傷みがある場合もあります。
外壁のひび割れが気になり始めたら、塗装するかどうかを決める前に、まず状態を整理することが大切です。
今すぐ塗装が必要なのか。
先にひび割れ補修が必要なのか。
下地まで傷んでいないか。
雨水が入りやすい状態になっていないか。
まだ急がなくてもよい状態なのか。
この順番で考えると、不要な不安も減らしやすくなります。
モルタル外壁は、ひび割れを見つけたときが点検のタイミングです
モルタル外壁は、築古戸建てで今も多く見られる外壁です。
職人が仕上げた外壁としての良さがある一方で、年数が経つと、ひび割れや塗膜の劣化が出てくることがあります。
小さなひび割れだけで、すぐに大きな問題になるとは限りません。
しかし、築年数のある家では、ひび割れをきっかけに外壁全体の状態を確認しておくことが大切です。
外壁のひび割れ。
塗膜の浮きや剥がれ。
窓まわりの傷み。
雨のあとに気になる室内のシミ。
こうした症状がある場合は、外壁塗装を検討する前段階として、まず住まいの状態を確認しておくと安心です。
モルタル外壁の塗装では、塗料選びだけでなく、ひび割れ補修、下地処理、下塗り材の選定が大切です。
きれいに塗ることだけではなく、これからも住み続けるために外壁をどう守るか。
築古戸建てのモルタル外壁では、その視点で考えることが大切です。
桃山の外壁塗装は、地域の街並みも考えて
京都市伏見区の桃山周辺で外壁塗装を行う場合は、外壁の状態だけでなく、地域の街並みや景観との調和も考えておきたいところです。
京都市では、地域によって建物の外観や色彩に関する基準「景観条例」が定められています。
外壁や屋根の色を選ぶ際にも、住まいの好みだけでなく、周辺環境に合っているかを確認することが大切です。
外壁塗装は、ただ好きな色を選んで塗るだけの工事ではありません。
シーリングや下地の状態を確認すること。
住まいに必要な補修を考えること。
地域の街並みに合う色を選ぶこと。
そうしたことを含めて、住まいの外装を考えることが大切です。
京都市伏見区・桃山周辺で外壁塗装やシーリング工事をお考えの方は、輝塗装へご相談ください。
住まいの状態を見ながら、必要な工事を一緒に考えます。

この記事を書いた人

輝塗装 代表:星田 吉輝
塗装一筋で仕事を続けてきました。
気が付けば、20年以上が経過しています。
塗装工事は、とても奥が深い仕事です。
選ぶ材料や工事の方法を間違えると、本来長持ちするはずの外壁塗装も、十分な効果を発揮できないことがあります。
長持ちさせるための外壁塗装なのに、長持ちしない住まいになってしまう。
そのような工事を広めてはいけない。
それは、お客様のためにならない。
そう考え、輝塗装では外壁塗装工事に力を入れています。
保有資格:
一級塗装技能士
有機溶剤作業主任者



